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1-12 概要 技術情報-ディスチャージポンプ式DFIシステム 概略 このシステムは、従来のDFIシステムが、燃料ポンプとプレッシャレギュレータにより、一定の圧力に保 たれた燃料を、燃料インジェクタにより計量・噴射しているのに対し、ディスチャージポンプ式DFIシステム では、燃料ポンプ、プレッシャレギュレータ、燃料インジェクタの機能を統合した燃料噴射ユニット(ディス チャージポンプ)により、必要な時に必要な量だけ燃料を噴射する。 このため、消費電力が少なくなり、DFIシステムを構成する部品が削減でき、高圧配管の必要がない等 の特徴がある。 システム構成図 ディスチャージポンプで、燃料を加圧するので、燃料配管はキャブレタ仕様と同等の配管が使用可能 で、燃料タンクから燃料フィルタを通って来た燃料はECUで制御され噴射される。 1. ディスチャージポンプ 2. 燃料フィルタ 3. 燃料配管 4. ECU 5. 燃料タンク ディスチャージポンプの構造と作動原理 ディスチャージポンプは、ソレノイドが磁化されるとプランジャ に推力を与え、プランジャを下方へ移動させる。 スピル弁から加圧室の気泡を排出した後、プランジャ先端が スピル弁のポートを閉塞すると圧力室にある燃料を加圧(300 kPa)しノズルから噴射する。 噴射量は噴射時間を制御して決められる。 ソレノイドの磁化が終了するとプランジャはプランジャスプリ ングにより、初期位置に戻る。 プランジャが戻ると吸入弁から燃料を圧力室に吸引し、圧 力室に燃料が流入する。 再度ソレノイドが磁化されると作動を繰り返す。 1. 吸入弁 2. プランジャ 3. 計量オリフィス 4. スピル弁 5. プランジャスプリング 6. 圧力室 7. ソレノイド 8. ノズル イグニションスイッチをONにした時、ディスチャ-ジポンプは 2秒間初期作動し、圧力室内の気泡をスピル弁から排出する。

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